「マンガ」カテゴリーアーカイブ

制作の序盤・中盤・終盤

 今日はタイトル通り「制作の序盤・中盤・終盤」の話を書こうと思う。

皆さんは制作をするにあたり、どのような進め方をしていますか?

 ここ最近、YouTubeで「MacとWindowsの違い」に関する動画を観ていたら、このような動画を上げている方がいました。

 その中で、この方は制作に使用するデバイスを序盤と終盤に分けていたので、僕も少し頭の中を整理してみようと思いました。

 それがこれ、

 こうして観てみると、自分の制作の序盤は、何だか「日常」みたいである。

 もう少し細かい説明をしてみる。

・中盤のパソコンは元々は制作の終盤に使用していたのだが、漫画のページ数やレイヤーが多くなるにつれて、液タブでの描画中に遅延が起こるようになった。なのでスペックの高いパソコンを新たに導入した。

・終盤のパソコンは漫画制作以外のことはしておらず、液タブを使用しないときには、ほとんど電源すら入れない。

・Windowsパソコンは中盤、終盤ともにゲーミングパソコンである。元々コロナ禍でゲームをする目的で買ったのだが、いつの間にか漫画を描くようになった。制作のみならMacでもいいのでは?と思い、ここ最近Macについて調べていたのだが、制作途中で3DCGを使いパースの確認とかもする時があるので、結局グラボ(グラフィックボード)が入っているWindowsパソコンのままで良いと思った。

・序盤のChromebookであるが、別にiPadでもいいような感覚もある。

 しかしChromebookの場合、Flipタイプの回転式の2in1で、タッチパネルがついて、ペンも使えて、全然安いので特に違和感なく使えている。

 ただChromebookの場合、スペックを確認して買わないと、メチャクチャ遅い端末を買ってしまう恐れがあるので注意が必要。Windowsでもそういうことがあると思う。そこを考えるのが面倒な場合は、MacやiPadを購入した方が楽だと思う。

・スマホはGalaxyS23である。元々GalaxyS10を持っていたのだが、バッテリーがもたなくなってきたので最近購入した。Galaxyには折りたたみタイプやペン付きのものもあるので色々迷ったのだが、どれもみな同じようなCPUを使用しているみたいで、ハードのデザインが違うものだと思った。となった場合、自分は耐久性とコストパフォーマンスで。シンプルなタイプを選ぶことにした。

・制作のアイデアはやはり、普段どのようなものを観たり、聴いたり、読んだり、体験したりで決まるような部分もあるのかもしれない。

 と、まぁ、こんな感じなのだが、皆さんはどんな感じですか?

 ちなみに、このブログはほとんどChromebookで書いている。

漫画の報告

 今描いている漫画は、ページ数が26ページ、それにカラー表紙が付きます。
カラー表紙は、とりあえず表表紙1枚だけ構想があるのですが、それ以外は考え中です。
普通の漫画の表紙とは違い、本編とは別のキャラクターを描く予定です。本編ではストーリー上、なかなか描けないキャラってのもいるわけです。

 そんな感じです。

 ヨロシクー!!

表紙

 

 漫画の話。

 おそらく、次の次あたりの漫画から、1話ごとにカラー表紙というものを作っていこうと考えています。

 通常の漫画ですと単行本がカラー表紙なのですが、自分はWebですので、そういった概念はない。ただ少し本を意識した形にしようと思っています。

 写真を見てもらえれば分かるのですが、表紙には「表表紙」「裏表紙」があり、またそれぞれに表、裏があります。この状態を維持しながら、カラー表紙を作っていきます。

 では「なぜ次の作品からではないのか?」と言いますと、現状の自分の漫画は本文を右側から作っているからです。その方が見開きにした時に左右に絵がある方がいいと判断していたからです。あと次の作品からは、漫画の基本枠からはみ出した構成になっているので、ページごとに左右の区別があります。つまり右側のページは右にはみ出し、左側のページは左にはみ出します。なので今回の作品では表紙は入れず、その次の作品から入れます。

 

 

 

 ここ最近、カラーイラストの練習をしていて思ったのが、「イラストを何に使うのか?」「何を描くのか?」ということ。別に自由に描けばいいのですが、、、おそらく何かしらのイラスト、もしくは写真でもいいのですが、そういった空間芸術系の作品については、何らかの説明をつけたり、時間芸術の一部に組み込んだ方がやりやすいような気がします。単純に一枚絵、写真を見て、それがどのようなことなのかを感覚的にでも理解させることが大事だと思いました。まぁ、CDでいうところの「ジャケット」みたいなものを作るということです。

 

 

骨格

 最近の漫画の進み具合。

 今回の漫画の描き方は、

1,シナリオ書く

2,枠線を作る

3,セリフを入れる

4,大まかなネーム(位置関係)を描く

5,吹き出しを入れる

6,細かなネームを描く

7,下描きを描く

8,ペン入れ(キャラ)

9,トーン(キャラ)

10、背景を描く

11,背景(トーン)

12,描き文字を描く

といった感じになりそうです。

今は6番の「細かなネームを描く」段階です。

やっと絵を描き出してるって感じ。

 とりあえず既存キャラから描いています。

今回は新しいキャラは出ないので、そこはスムーズに行けそう。

 ただ動物のキャラを少し描きます。

動物を描くのは結構難しいです。これまでもいくつか描いてはいたのですが、向きが変わるとなんだか分からなくなる部分もある。

 ネットを見ながら外観だけをトレースしても、動きがある漫画だと、どうしても限界があるので、今、新たに資料を取り寄せて、動物の骨格から描けるようにしようと思います。

 今回の漫画は20ページ。出来上がりは来年になります。

 よろしく!

模様

 漫画を描き終え、とりあえず今は漫画に使用する模様の練習をしようと思う。

 漫画というのは、同じ絵を何回も描かなくてはいけないので、模様はある程度シンプルにしたい。

ただそのシンプルな模様というのがよく分からなくて、いろいろ考えていたのだ。

 例えば、服の模様を探そうとして雑誌を読んでも、模様のないものの方が多いような気がする。

もちろん模様がついている服が好きではない人もいる。おそらくファッションというのは「形」が大事なのかもしれない(分からんけど)。

 で、着物とかだと模様の入ったものが多いと思い、調べてはいたのだが、どうも着物の模様は複雑過ぎてよく分からない。分からないものは描けない。

 つい最近、別の用事で本屋さんに行ったところ、ふと「ゼンタングル」という描き方があるようだ。

 このゼンタングルというのは、まぁちょっと見てもらえば分かるのだが、こういったものだ。

一見複雑そうに見えるような模様。でもそれを紐解けばシンプルな形状の組み合わせだったりする。

 

 これなら自分も理解できる。要するにこの各形状の形を別のものに置き換えれば、また別の模様が出来上がるのだ。その繰り返しだから、難しくはない。

 近いうち漫画に使ってみるよ。

漫画の進み具合

ようやく涼しくなった。っていうか、もうすぐ雪が降るよ。

 北海道の秋はアホみたいに短く、クソ暑い夏が終わったと思ったら、もう冬支度である。

 漫画は毎日描いています。

 毎日描いている割にはそれほど進み具合が速くない。おそらく最初のころと比べて画力は向上していると思うのだが、描くスピードが追いついていないのだろう。中川翔子さんみたいに素早く描ければいいのだが。

 で、今描いている漫画は二つのストーリーを進行するような感じで描いている。時系列的に同じなので。今回はこちらのストーリーを描いているよ。

 今回の漫画は20ページになります。

 新キャラも少し出します。

 例えばこのキャラ

まだ青色でネーム段階なんだけど、明日赤色で下描きをして、黒色でペン入れをします。

デジタルなのでネームからペン入れも可能なんだけど、線がゴチャゴチャしているんで、下描きをしてからペン入れをします。

 

 こちらのストーリーは、これから船を出します。船長はもちろんあの人。

 このキャラも当然出ます。

他にもいろんなキャラが出ます。

今月中にはアップしたいです。

そんな感じです。

じゃぁね!

原作と表現

今日のタイトルは「原作と表現」。まぁ、大体こんな感じのことを書きます。

 よくドラマやアニメのオープニングで「原作〇〇」「作〇〇」なんて書いてあったり、音楽なら「曲先」「歌詞先」なんて言葉が流行ったりしていた。今日書く話はそれよりもう少しパーソナルな部分の話をしようと思う。

 前回書いた「3DCG」の話、自分の中ではそれは表現の一つであって、その根幹には何かしら原作のようなものがあるように思える。

 

 皆さんはAdobeのイラストレーターってソフト知ってる?グラフィックスソフトの一つでロゴやイラストなどのデザインに使用するんだけど、昔それを教本を読みながら一生懸命覚えた時があったんですわ。

 ある程度練習して、いざ自分で作品を作ろうとしたんだけど、全然思いつかなくって。「もしかしたら、その元となる絵か何かが必要なのでは?」と思い、絵を描こうとしたんだけど、何を描けばいいのか分からず、「ワシャ何のためにイラレを覚えたのやら」ってときがあったんですね。

 今考えると、イラストレーターというソフトは表現をするためのソフトで、元となる絵もまた表現だったんだな。きっともっと深いところに原作のようなものが存在していて、僕はそれを作らないといけなかったんだと思います。

 僕は漫画を描いてはいるんだけど、誰かに漫画の原稿用紙を渡されても漫画を描けないんですね。絵を描こうと思っても、いきなり描けるという訳ではない(デッサンは描けると思うが)、つまりAdobeのイラストレーターのことを例にあげて考えてみると、僕にとって漫画は表現なんですね。その根幹には別のものが存在する。僕の場合それは文章なんですわ。

 まぁ、さらに掘り下げると文章ですら表現の一つとも言い切れなくもないのですが、とりあえず僕は文章でシナリオを書いて、それを元に漫画を描く人間らしい。

バランス

 

ここ数週間ほど、「漫画と3DCG」について考えている。

 Adobeのサイトで「浅野いにお」先生の特集が組まれていたからだ。「ソラニン」を描いた人といえば分かるだろうか。「CGWORLD」という雑誌に浅野いにお先生の制作についての記事があったので読んでいたんだよ。

 浅野先生のように、写真や3DCGを漫画に組み込むというやり方には、色々とメリットがあったりする。おおよそは背景制作に組み込まれると思うのだが、漫画の背景というのは、描くのに結構時間と労力を必要とするものである。浅野先生のようなプロの漫画家だと締め切りというものが存在するため、雑誌連載の場合、どこまで背景を描き込めるのかという問題もある。

 写真や3DCGを上手く組み込めれば背景制作にかける時間も大幅に削減できる。

 逆にデメリットもある。写真や3DCGを上手く組み込むことができないと、漫画の絵がコラージュっぽくなり、人が手描きした絵に比べて味がしないような感覚を覚える。

 例えばバイクの絵を3DCGで描くのと、Dr.スランプで鳥山先生が手描きしたバイク絵を比べると、圧倒的に後者の方が見栄えがいい。

 ただ浅野いにお先生は元々アナログで漫画を描いていた方なので、そこら辺のバランスも上手く調整しているように思える。映像作品にもなったりしているので、ストーリーも良い作品なのでしょう。

 3DCGを使った漫画の現在地はCGWORLDを読んで大体分かってきた。

逆に、近藤聡乃(こんどうあきの)先生のように、手描きで構図が素晴らしい漫画もあるので、何が良いのかは、作品のバランスや描き手の考え次第なのでしょう。

WEBカメラでテザー撮影

 皆さんは「テザー撮影」というのをご存知だろうか?

その筋の人なら分かると思うが、一眼レフのカメラとパソコンを連結させて使用する撮影方法のことである。

 テザー撮影で良いのは、カメラのシャッターを切ると、データがパソコンに直接取り込まれること、パソコンのモニターで共有しながらデータを確認できることなのだろう。

 数ヶ月前から、そのテザー撮影なるものをやってみたいと思っていた。目的はマンガの資料撮影で、特に「手」の撮影である。マンガを描くときは、いつも手を描くのを後回しにしている。手はとても複雑で、物を持っているとさらに描くのが難しくなるのだ。

 ある程度資料やネットで調べながら描いてはいるものの、ほしいアングルが見つからない時もある。そんな時にモニターで自分の手の位置を確認しながら資料撮影できればいいなぁと思っていた。

 ただ、資料撮影のためだけに一眼レフのカメラを購入するには、あまりにも価格が高すぎるし、機能を持て余してしまう。

 なのでWEBカメラの静止画撮影機能を使ってテザー撮影することにした。まだ慣れてはいないが、ある程度は使えるものだと思う。

 一つ問題があるとすれば、WEBカメラにシャッターボタンがついていないことである。