分散

 今回の漫画のキャラを描く手順は、このようにしようと思う。なお背景については物によって作り方がそれぞれ異なるので、ここでは触れない。

 おそらく、これらの手順の全ては液タブ一台でも済むことであり、これまでもやっていたことである。ただipadを導入してから、少し作り方を分散させようと思った。

 ある程度、外出時でも描けるようにすることと、体の負担軽減。

 外出時はもちろんipadを使用して時間を有効利用させることである。負担軽減とは基本的に板タブとの併用のことである。

 「負担軽減」については、よく分からない人もいると思うので、もう少し説明しておくと、絵をずっと液タブで描いていると、姿勢が悪く、体のダメージが大きいからだ。YouTubeで負担の少ない椅子、昇降デスクなどの紹介がなされているのだが、姿勢そのものの問題もある。液タブを立てて絵画のように描くことも試したのだが、今度は肩が疲れる。なので根本的に液タブの使用時間を減らすために板タブを併用させる。ipadもデスクに座らなくてよいので多少は有効だと思う(寝ながら描けるし)。液タブを使わなくてもよい場面では液タブは使わないのである。

 まぁ、プロの漫画家さんであれば、スピードを重視してくるから、作業場にこもり、大きい液タブでひたすら身を削りながら描くと思うのですが、僕の場合はそういう訳ではないので、できるだけ外出時の隙間時間を有効活用し、体の負担の少ない体勢で行う。

 それにコロナ禍が終わったにも関わらず、コロナ禍の時のように、ずっと家にこもって漫画を描き続けるというのは、自分にとっては無理な話である。元々自分は外に出歩くタイプの人間なのである。ただ漫画は描き続けたいので時間の有効利用と、体の負担が少ないやり方を考えているのである。

 まぁ、まかせろ!