今は漫画のネームを描いている。「ネーム」というのは、何と言うか漫画の構成みたいなものである。動画に置き換えれば分かりやすいと思う。どこにどのキャラや背景を設置して、どういったアングルで見せるのか。という感じである。
ネームの描き方は人それぞれで、僕みたいにフルデジタルで描く人もいれば、アナログで描く人もいる。一枚の用紙に1ページずつ描く人もいるし、一枚の用紙に複数ページ描く人もいる。僕の場合は1ページずつ描いているのだが、そのうち複数ページのパターンも試してみようと思う。
ネームでどこまで描画するのかも人それぞれである。ざっくり描いてもいいのだけど、結局あとでしっかり描くのだから、どっち道一緒なのかもしれない。ただ思うにプロ作家さんの場合、ネームの段階でボツを喰らうこともあると聞いたことがある。なのでそれぞれの立場次第な部分もあると思う。
僕の場合シナリオは多めに書いておいて、それを元にネーム描く。出来上がったページ数が少なかったらアレだからね。ちなみにipadでネームを描く時はNumbersでプロットを表示して、画面を切り替えて描いている(今日から)。紙の書類を持ち歩くのも面倒だし、Numbersの方がセルに色をつけれるし、ペンで書き込みもできるから。
写真を見て気付いた人もいると思うが、この原稿用紙のサイズはB4判の600dpiである。普通の漫画と同じ原稿用紙サイズを使っている。最初の頃はA4サイズ(同人誌サイズ)で描いていたのだが、デジタルの特性なのだろうか?A4サイズで描くとドットが大きくて細かい描画ができないので、今はB4判にしている。なのでファイル容量自体も少し重めなのである。それがマシンパワーとRAM容量を必要とする一因なのかもしれない。