昨日の夜、漫画を描きながら、King Gnuの常田さんのインスタライブを観ていました。
その中で常田さんがお客さんの「ノリ」について話していたのが、ちょっとだけ気になりました。
なるほど、要するに常田さんとしては、お客さんにもっとノッてほしい訳ですな。
そのことについて、お客さん目線から、何かしら書こうと思ったのですが、、、たぶんこういった悩み(?)というのは、どのミュージシャンでも考えていそうなことだと思います。
最初、僕はKing Gnuはワンマンの場数を多くこなしていなかったからかなぁ、特に地方だとKing Gnuのワンマンライブなんて知らないからかなぁ。コロナもあったしなぁ。なんて思っていました。
もちろんそういった部分もあるとは思うのですが、ただライブのノリというのはファンやミュージシャンが育てるものだと思うところもあるのです。
「育てる」とは言っても、時間のかかるものもあれば、一瞬で会場が沸くようなものもある。
僕の場合は、とある推しの強いファンの人たちや、とある我の強いミュージシャンに育てられて、ライブのノリを学んだようなものです。
僕は元々ライブのノリなんてものは全然分からず、いつも推しの強いファンの人たちのやり方を真似ていました。ライブのフリやセリフ(決まり文句のようなものかなぁ)などは、どうしてもタイミングが合わせられないので、過去のライブ映像を観て予習復習をしていたものです。
その我の強いミュージシャンとはいうと、僕のライブのノリがあまりよくないと、「じ〜っ」とこっちの方を見られるときがありました。最初は「気のせいかな?、ちょっと知らんふりしとこ」なんてシカトしてたんですが、それすら許されず目と目を合わすまで、ずっと見られていました。
Zeppのライブの時などは、押しくら饅頭(まんじゅう)にされながら、推しの強いファンの人たちにふっ飛ばされながら、体でノリについて学びました。
つまり、ライブのノリというのは受け身であってはならないということですね。
ミュージシャンとしては、お客さんにどういったノリを求めているのか、意思表示する必要があります。それをお客さんが学習し、やれるようになった背中を、新しいお客さんが真似ていくわけですね。地方ですとその回数が東京よりも少ない訳ですからライブのノリは少々盛り上がりづらいかもしれません。そこで初めてワンマンライブの場数の重要性に気づく。そこが次の課題だと思います。