「Macを手段ではないデバイス」と仮定した場合

 少々強引なタイトルにしてみた。ただすごく当たり前のことを書こうと思う。

 Macで漫画を描いてみたり、文字打ちをしてみたりしていたが、いまいちシックリこなかった。

 その要因について考えてみたのだが、おそらく自分は漫画や文字打ちの手段がもうすでに確立されているのではないかと思う。漫画についてはMacのスペックを上げれば描きやすくなるのかもしれないが、文字打ちについては仕様の問題なので変わらないのである。

 まぁ、これは特にMacに限った話ではないと思うのだが、Macを触ってみて気付いたことなので、Mac、もしくはipadを例にあげて考えてみようと思う。

 要するに、ある程度突き詰めて選んだものは、その人にとって最適なものなのである。そこまでの段階に入ってくると、デバイスが何であろうと重要ではない。

 いくつか例を考えてみるとしよう。

 例えばMacbookAirの音はそこそこ良い音だと思うのだが、そこからさらに良い音のデバイスを選ぶとしたら自分ならオーディオコンポを選ぶと思う。さらに良い音を聴きたかったらライブに行ってみようと思うし、レコードの音が聴きたかったらレコードプレーヤーを買うと思うのだよ。

 ipadで考えると、今のipadはアップルペンシルで手書きができて便利だと思う。ただ手書きをする手段はipadだけとは限らないのである。液タブもあるし、ギャラクシーノートのSペンもある。アナログだってある。アナログだとペンと紙だけで良いこともある。

 もちろん共同作業ではデバイスを合わせたほうが良いと思うし、Macが手段となってしまうのだが、個人であれば別に何でもいいのである。

 それを踏まえた上で、じゃぁ今回買ったM1 MacbookAir、どう使う?

 結局M1 MacbookAirはM1 MacbookAirというプロダクトとして使ってみることにしたよ。

「Macを手段ではないデバイス」というのは、そういう意味である。

 手段として考えるな!MacはMacなのである!