残像と幸福論

「人が強い恐怖心に打ち勝つには、それなりの幸福が必要である」

今日は朝から病院に行き、いつも飲んでいる胃の薬をもらってきた。

春頃に胃の調子を崩してから、ずっと強い胃の薬を飲んでいる。

それから大分体の調子が落ち着き、そろそろ弱めの薬に切り替えようかと思っていたのだが、やはりまだ一番調子の悪かった時のことがフラッシュバックされ、今回も同じ薬にした。

まぁ、特別あせる必要もないので少し時間をかけて、ゆっくり治していこうと思う。

人の人生において過去のトラウマの一つや二つはあるものだ。

このトラウマというのは、なかなか厄介なもので、体の調子よりも心の調子の問題となってくる。

ただ今回の胃の病気のトラウマは自分にとっては全然軽い方で、時間の経過とともに回復するはずである。

ただ、トラウマによってはなかなか暗闇から抜け出せない種類のものもあり、しまいには心の調子の悪さが体の調子にまで悪影響をおよぼしてくることもあるのである。

そのトラウマは人それぞれであり、恋愛や災害、何かで上手くいかなかった経験、などなど、人はメンタルの乱れによる影響を受けやすい。

人は外見以上に中身はもろいのである。

対処法としては、カウンセリングを受けたり、同じ境遇の人たちと共有したり、それである程度は気持ちが楽になるものである。

もしそれで元に戻らなかった場合はどうする?

これは自分の経験から話をするが、自分があまりにもつらい経験をし、共有できる人もおらず、ず~とトラウマから逃げられない場合はどうするのか?

その場合、そのトラウマを払拭(ふっしょく)できるくらいの幸福を見つけ出すのである。

映画「ハリーポッター」のセリフを引用させてもらうとするならば「暗闇の中でも幸せを見つけることができる。明かりを灯すことを忘れなければ」ということである。

それが恋愛や結婚だったり、旅だったり、環境を変えてみたり、、、色々試してみて、その時間だけでもそのトラウマが少しでも解消される感触があれば、それが幸福なのだ。

そんな自分にとって幸福だったこと、それは自分が音楽のライブに行くことだった。

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